出産前にしておいたほうが良いこと個人的ナンバーワン

2019年2月19日火曜日

かいだん 育児

(※この記事は第一子の産後3ヵ月のときに書いたものです。)
友人に「出産前に何をしておいたらいい!?」と聞かれたら何と答えますか?わたしはぜひこれを伝えたいです!!!

友人に「出産前に何をしておいたらいい!?」と聞かれたら?

出産前にしておいたほうがいいことっていろいろあります。
友だちに会っておくとか、子連れで行けない場所に行っておくとか……。
(具体的には別の記事に書く予定です。)

わたしが個人的に一番しておきたかったな~!!!と思ったことは「母乳育児のメリットについて勉強する」ということです。以下いろいろ書いていますが、結論を一言でまとめるとちょっと理系な育児 母乳育児篇を読んでみて!ということです。

どうして母乳育児のメリットを知る必要があるの?

出産前にしたほうがいいことリストをぐぐったり、たまごクラブを読んだりしても、どこにも「母乳育児のメリットについて勉強しておくように!」なんてことは書いてないし、出産経験がある人と話しても特に言われたことはなかったです。
(もしかすると、あたりまえ過ぎるから!?)

出産前にしておいたほうがいいことはいろいろ調べたつもりだったけど、わたしの妊娠生活では母乳育児のメリットについて勉強するという発想には至りませんでした。

そもそも、母乳育児かどうかは産後の自分の身体とか赤ちゃん次第で、なるようにしかならないものです。
なので、わたしはとくに勉強しなかったわけなんですが、でもやっぱり生まれてから調べるんじゃ遅いんですよね……。
なるようにしかならないからこそ前もって勉強しておいて、いざっていうときに自分にとってベストな判断ができるように準備しておくのが大事だと思いました。
(ほんと今考えると超あたりまえなのに、なぜ気づかなかったのか。)

話を戻して、なぜ母乳育児のメリットについて勉強することが大事かというと、赤ちゃんのお世話の9割は授乳だからです。

おむつ替えとか沐浴とかいろいろあるけど、そんなの大したことじゃないです。
寝かしつけも大変ですが、睡眠と授乳は関係してるので、重要なのは授乳です。
……書けば書くほどあたりまえのことをドヤ顔で書いているようで恥ずかしいですが。

なので、授乳に関してストレスフリーでいられれば精神的にかなり楽になります。
逆にいうと、授乳に関して悩みがある場合、その悩みは四六時中つきまとうのでなかなかしんどいです。
わたしも、一日中おっぱいのことで悶々としたりしてました。

母乳育児のメリットについての勉強って、どうすればいいの? 

具体的にどうやって勉強すればいいかというと、『ちょっと理系な育児 母乳育児篇』を読んでみて下さい。ステマじゃないです。いやステマかな。わたしがこの本を読んだのは産後約3ヵ月のころでしたが、本当に読んでよかったのでおすすめです。もっと早く読みたかったです。(わたしはあんまり見ていないのでわかりませんが、ブログもあるようなので本を買う前にそっちを見てみてもいいかもしれないです。)

わたしはなんとなく、母乳育児は自然な感じで、赤ちゃんに良さそうなイメージがありました。あとはミルク代がかからないから経済的、とか。

でもマイナスなイメージも漠然とあって。

  • おっぱいが出なくて悩んじゃう人がいるらしい?
  • 赤ちゃんがおっぱいしか飲まない場合人に預けられない
  • 授乳中はお酒やコーヒーが飲めない

あとなんか、「完全母乳」って言葉の響きも気に食わなかった。
アタクシ完全母乳ですのフフン、っていう上から目線っぽいっていうか、混合やミルクで育ててる人が「不完全」って言われてるみたいで。
「十割母乳」とかなら気にならないんだけど。

だから、母乳育児を推奨してる人って意識高い系だったり、完母じゃない人のこと見下してるんじゃないかって思って(さすがに被害妄想か。)なんとなく敬遠しちゃって、実際に母乳育児にどんなメリットがあるのかちゃんと調べませんでした。

わたしがいちばん衝撃をうけた母乳育児のメリットはこれ!

でもちょっと理系な育児 母乳育児篇には母乳育児のメリットが詳しく書いてあって、これを読んだときには既に十割母乳だったのですが、次の子も母乳で育てよう!と思いました。
(もちろん母乳育児のメリット以外にも情報満載です。)

一例として、こういういうメリットが挙げられています。

「(略)そのおかげで、もし、ある細菌に赤ちゃんだけが接触し感染した場合、授乳をするたびに、赤ちゃんはだ液を通じて細菌の情報を母体に伝え、お母さんは自身の免疫システムを使って素早く抗体を作り、作った抗体を今度は母乳と一緒に赤ちゃんに供給することができるのです。」

すごくないですか?母乳育児、強ッ!てなりますよね?

こういうのを知ってたら、母乳かミルクかはなるようにしかならないよね~、って受け身の体勢じゃなくて、無理だったらしょうがないけどできるなら母乳育児したいからそのためにこうしよう、っていろいろ準備しておけたのになって思います。

これから出産する人にぜひ母乳育児のメリットを知ってほしい。

わたしの日記、階段裏の小部屋の授乳の話でもいろいろ書いていますが、わたしは陥没乳頭で「陥没乳頭の場合は直接母乳をあげるのは難しい」と思っていたので産後早々に直接授乳は諦めてしまいました。

それどころか妊娠糖尿病になる前は十割ミルクでいいと思ってて、いざ産んでみたら母乳の分泌が悪くない&妊娠糖尿病には母乳育児がいいとされるため、搾母乳を哺乳瓶であげるということにしました。

でもそれだと時間と手間がいろいろかかってめんどくさくなったので、産後1ヵ月半ごろから、やっぱり直母に挑戦してみよう!と思い直し、やっとそこから母乳育児に取り組みはじめました。

電動搾乳機は悪くないけど、手で搾乳したほうがいいとか。
そのときに搾乳カップっていうのがあると便利だとか。
搾母乳は専用のフリーザーパックで冷凍保存しておけるとか。
それまで知らなかったいろんな情報にたどり着いて、こういうのを出産前に予習しておけばよかったなーと思いました。

たぶん、もともと決まりきった正解のない育児のなかでも、とくにおっぱいに関することは、お母さんと赤ちゃんの組み合わせの数だけ状況が異なって本当にケースバイケースで、さらに身体というデリケートな話題なので、先輩ママとの会話やたまごクラブでは出てこないトピックなのかなと思います。

でも、赤ちゃんのお世話=授乳と言えるくらい、出産後の生活の軸になる部分なので、出産前に自分がどういう育児をしたいのかヴィジョンを持つことは大切なことだと思います。

そのヴィジョンを描くためにも、これから出産する人にはぜひ母乳育児のメリットが実際にどんなものかを知ってほしいです。

なんなら、産院選ぶところから母乳育児はじまってるらしいですよ。
母乳育児に良いとされる「赤ちゃんにやさしい病院(BFH)」っていうのがあるんですが、ちょっと理系な育児のブログによると、東京には2か所しかないそうです。
そうすると、無痛分娩とは両立できなかったり。
他にも、ジーナ式ネントレスケジュールとは相容れない部分があったり。
全部を両立させることはできないので、自分がどれを重要視するかで選択肢が変わってきます。

まだまだわたしも試行錯誤中ですが、以上が、産後3ヵ月のいまの時点で、これから出産する人に一番伝えたいことです。長いのに読んで下さってありがとうございました。